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撮影地:小樽運河


これは「小樽運河」というより「小樽運河跡」と言うべきかもしれない。 でも、「跡」にしては風格を失ってないような気がします。 普通、史跡のようなものなんかになってしまったらそれこそ、きれいに着飾られて「モノ」としての存在を全うできないまま生きながらえさせられます。 チューブだらけになって延命措置を受けているように。

古いものを不自然なまでに延命するということの背景には、価値を積み重ねてこれているものが少なくなっている、というのがあるのかもしれません。 磨かれて、馴染んでいきながらその価値を高めるということがされなくなりつつある、というのがあるのかもしれません。 上手く使いこなすことができなかったから、新しいものを手に入れることで自分の未熟さをそれまで使っていたものと共に闇に葬ってしまう。 新たなものには希望が託せるから。


Copyright (C) 1999, 2000 Daisuke